春を元気に乗りきる過ごし方

皆様、はじめまして。
ホーム薬局フジイ、薬剤師 藤井竜也です。
新年度ということで、ブログをはじめてみました!
拙い文章ではありますが、興味のあるところだけさらっと気軽に読んでいって下さい♪

 

初めは春の過ごし方をテーマにしてみました!!
今年の春は訪れが早く、桜も既に散り始めてしまいましたね。
お花見は行きましたか?
春は暖かくて過ごしやすく、新しい出会いにワクワクする季節ですよね!
私も四季の中で春は大好きです!
ちなみに日本の好きな季節(四季)ランキングでは一位が秋、二位が春だそうです。

 

その反面、学校・職場など身の回りの環境が変わる時期ですので、すぐに順応できずにストレスを感じたり、体調を崩したりする方も多く、アレルギー症状も起こりやすい時期です。
特に花粉症の方!!
今年は酷いのでは?
花粉の飛散量も関東や東北では例年に比べて少し多いそうです。
そんな体調にも影響が出やすい春ですが、季節に合った過ごし方をすることで、そういった体のトラブルを和らげることができます!

 

〈春の養生法〉

春という季節は東洋医学では発陳(はっちん)と言います。
冬の間眠っていたものが目覚め、活動しはじめるという意味です。
植物をはじめとした命が芽吹き、のびのびと成長を始めると同時に、人間ものびのびと活動し体を動かし、「気」を発散させる時期でもあるのです。

「気」とは東洋医学の用語で、元気、やる気などの「気」にもつながるものです。
わかりやすく言えば人間の体の中を巡っているエネルギーの流れのようなものです。
これが上手く巡らずに、体の中に籠もってしまうと、溜まった気が悪さをします。
やる気がない、気分が塞ぐなどの精神症状(俗に言う五月病)が出たり、食欲不振になったり、夏まで引きずってしまうと、夏バテの原因になったりもします。

こうならないようにするには、夜更かしをやめましょう
早寝・早起きをし、軽く汗ばむくらいの運動(ウォーキングなど)をして気を発散させることが大事です。

ストレスをため込みやすい方は、趣味など自分の好きなことで上手くストレスを発散しましょう。
私は歌うことが好きなので、毎日お風呂で熱唱して発散しています。
家族は皆苦笑いですが(笑)

歓送迎会シーズンで外食が増えるかもしれませんが、食べ過ぎ・飲み過ぎも気の巡りを妨げるので、程々にして楽しみましょう。

 

〈アレルギー対策〉

花粉症などアレルギー症状も、気が不足したり体内に滞留したりすると悪化しやすいので、上記のように早寝・早起きを心がけ、軽い運動をしてのびのび過ごすことが大事です。
アイス・炭酸飲料・お菓子などの甘い物・冷たい物は胃腸に負担をかけ、気の巡りを妨げるので少し控えましょう。

 

・そもそもアレルギーとは?

アレルギーは免疫の暴走と考えて良いでしょう。
免疫の機能は、
①自分の体に入ってきたものを、無害か有害か判断する
②有害とみなしたものを攻撃して排除する
という2つのシステムによって成り立っています。

しかし、これらのシステムが上手くはたらかないと、
無害なもの(例:食品や花粉)を有害と判断してしまい(①の機能の失調)
攻撃が過剰になることで炎症(例:湿疹や鼻炎)が起きてしまいます(②の機能の失調)。 
この結果が食物アレルギー花粉症などのアレルギー性疾患です。

 

こうならないためには、免疫機能を正常にしておくことが大事です。
最近になって、免疫機能は腸内環境と関連があることが分かってきました。
腸内環境が良い人は、免疫も正常にはたらきやすく、アレルギー症状も出にくいと考えられています。
普段からヨーグルト、納豆、キムチ、甘酒などの発酵食品を摂取することで、腸内環境を良くし、アレルギーが起こりにくい体作りをすることも大切ですよ。

但し、ヨーグルトなど乳製品は食べ過ぎると体を冷やすのでご注意を。
バランスの良い食事を心がけましょう。

 

それでは皆様、素敵な春をお過ごし下さい。

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