2018/06/20
全国梅雨入りを果たしました。
この時期は皆さんご存じの通り洗濯物が乾きにくく、部屋もジメッとした空気になります。
しかし、部屋の空気だけでなく、人の体にも湿気がたまること、ご存じですか?
体や頭が重だる~い・・・
思うように動かず、やる気も起きない・・・
食欲がない・・・
気分がふさぐ・・・
めまいや耳鳴り・・・
これらは体にたまった湿気(湿邪)が悪さをしているかもしれないのです!!
体内に湿気がたまると、痰湿(たんしつ)となります。
これは例えるなら、排水溝の”ヌメリ”です。ぬめりがひどくなるとヘドロ化して、排水溝に詰まり、水の流れが悪くなりますよね。そして、排水溝から嫌~な臭いがします。
それと同じ現象が人間の体でも起きるのです。
痰湿をそのままにしておくと、体内の水分代謝が悪くなり、むくみや関節痛、喉のつまりや痰、頭重など、体のあらゆる所で悪さをします。
そして痰湿はぬめりのようにベト~っと体につき、動きが悪くなり、だる重~くなります。
また、胃腸にたまると動きを悪くし、食欲不振、下痢や吐き気などの症状が現れます。
さらにひどくなると、ヘドロ化して体臭や便が臭くなったり、汗がベトベトしたりします。
前回のブログで気の話をしましたが、痰湿は気の流れも悪くさせ、様々な精神的な症状も引き起こすため、この時期は精神的にも不安定になりやすいのです。
この場合、前回のように気の滞り(気滞)を改善するだけでなく、原因となっている痰湿を追い出す必要がありますね。
そこで痰湿を追い出すための養生法をご紹介します。
痰湿は胃腸から発生しやすいので、食事に注意しましょう。
基本的に食べ過ぎは胃腸に負担をかけるのでやめましょう。
脂身やバター・乳製品などの動物性脂肪や、洋菓子など甘い物、炭酸飲料やお酒の飲みすぎは控えましょう。
おすすめの食材は
食物繊維を多く含むゴボウや玄米、海藻類、こんにゃく
利尿作用のある緑豆、はるさめ、冬瓜、ハト麦、西瓜
ミネラルを多く含む昆布、わかめ、海苔などの海藻類
血液をサラサラにするDHA・EPAを含んだ青魚(さんま、さば、いわしなど)
などです。
お茶もおすすめです
ウーロン茶、プーアル茶、ハト麦茶、杜仲茶、どくだみ茶
などが良いでしょう。
食後に温かくして飲むことをおすすめします。
そして、毎日運動をすることも重要です。
ウォーキングなど軽い運動をして、お風呂では湯船にしっかり浸かりましょう。
適度に汗をかくことで、体にたまった余分な水分や老廃物の排出ができます。
湿気に負けない体づくりをして、ジメジメ時期を乗り切ってください!!
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