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冷え症

ある調査では女性の30%は「冷え症」だと言われています。
症とあっても病気とは認知されていませんが、手足が冷えて眠れない、トイレが近い、血色が悪いなどの症状でお悩みの方も多いはず。西洋医学ではほとんど効果的な治療がないので、漢方薬がお奨めです。

=冷え症の分類=
1.【腎陽虚】ー「腎精」からの「陽気」の発現の低下
   「陽気」(もともと備わった身体を温める働き)は両親から受け継いだもので、体の一番奥深く「腎」に貯えら
    れている「精」から発現します。
   「腎精」とは、人体のあらゆる活動を促進する働きのこと。腎精はダイエットや加齢などで減ってゆきます。
  (症状)身体の中心部、特に腰や背中、膝などが冷える。
       多尿、むくみ、生理不順、不妊症、下痢など
  (漢方薬)金匱腎気丸、苓姜尤甘湯、真武湯、双料参茸丸
2.その他の臓の陽の不足
  【脾陽虚】
  (症状)お腹が冷える。食が細く、疲労を感じやすい。便が泥状。
  (漢方薬)安中散、人参湯、参馬補腎丸
  【肺陽虚】
  (症状)上半身が冷え、水状の痰がでる。ちょっとしたことでカゼをひく。
  (漢方薬)苓甘姜味辛夏仁湯
  【心気虚】
  (症状)手足の末端が冷える。動悸が多く、疲れやすい。顔が蒼白で舌が紫色。
  (漢方薬)桂枝人参湯
3.気血の巡りの不調
  (症状)手足の末端が冷える。しもやけを起こしやすく、ひどい痛みが起きる。
  (漢方薬)婦宝当帰膠、冠元顆粒

=生活面での注意=
1.冷たい食べ物・飲み物、なまものをひかえ、生姜・葱などの温める食材をとる。
2.食事制限でタンパク質が不足し、筋肉量が減ると熱産生量も減ってしまいます。
  必要な栄養素を摂りつつ、ストレッチやウォーキングなどで身体を動かしましょう。
3.エアコンをかけても冷気は足下に。シャワーだけですませず、必ず浴槽につかりましょう。
4.ストレスは自律神経の乱れの原因ーうまく発散する工夫を

 

※症状や体質は一人ひとり異なります、当店でご相談ください。

 

せき

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期は、咳が長引いて睡眠不足や体力の消耗を招くこともあります。
自分の体質や症状を見極めながら、原因を取り除き、肺の機能を高めるよう心がけましょう。

悪寒や頭痛を伴う《冷えタイプ》
 
気候や冷房などで冷えたことででる咳・喘息など。
 初期の段階で早めに改善するよう、身体をしっかり温めて肺機能を高める。
 
【その他の症状】
  痰の色が白または透明、悪寒、頭痛、顔色が白っぽい、舌の苔が薄く白い
 
【食養生】体内の冷えを発散する食材
  ねぎ、しょうが、シナモン、しそなど
 
【漢方薬】
  麻黄湯、小青竜湯
発熱や発汗を伴う《熱タイプ》
 かぜやウィルスの影響で身体に熱がこもると「肺」に炎症が起こり、咳や喘息に。
 体内の熱を冷まし、肺の炎症を鎮めることが大切。
 
【その他の症状】
  痰の色は黄色く濃い、口の渇き、発汗、発熱、顔色紅い、尿の色が濃い、便秘ぎみ、舌が紅い、舌の苔が黄色い
 【食養生】体内の熱を冷ます食材を
  葛、菊花、桑葉、ごぼう、枇杷の葉、梨、大根など
 
【漢方薬】
  イスクラ天津感冒片、イスクラ麻杏止咳顆粒、五虎湯、板藍根
気の巡りが悪い《ストレスタイプ》
 強いストレスを受けて精神が不安定になると、全身を巡る「気」の流れが悪くなり咳や喘息の症状が悪化します。
 ストレスを上手に発散して気の流れをスムースに。
 
【その他の症状】
  胸苦しい、イライラしやすい、怒りっぽい
 
【食養生】気のめぐりをよくする香りの良いものを
  チンピ(みかんの皮)、ハッカ、紫蘇子、ゆずの皮、花茶など
 
【漢方薬】
  イスクラ平喘顆粒、神秘湯、半夏厚朴湯、柴朴湯
食事の不摂生に注意《痰湿タイプ》
 食事の不摂生などが原因で「脾胃(胃腸)」の機能が低下すると痰湿が溜まりやすくなり、咳や喘息の原因となります。
 まず身体に溜まった痰湿を取り除き、脾胃の機能を高めるよう心がけましょう。
 
【その他の症状】
  痰が多い、胸苦しい、悪心、食欲不振、舌の苔が厚い
 
【食養生】余分な水分や汚れを取り除き、気の流れをスムースにする食材を
  桔梗の根、杏仁、銀杏、くらげ、海苔など
 【漢方薬】
  イスクラ温胆湯エキス顆粒、イスクラ平喘顆粒、二陳湯、半夏厚朴湯
体力不足の《虚弱タイプ》
 高齢者・虚弱体質の人などは、生命エネルギーの源である「腎」や「脾胃(胃腸)」の機能も弱くなるため、「肺」の栄養や潤いが不足しがちになります。脾胃・腎の強化を。
 
【その他の症状】
  慢性化した咳、夜間の咳、息切れ、疲労感、風邪をひきやすい、舌の色が淡い
 
【食養生】肺、脾胃、腎を補い、身体を養う食材を
  白きくらげ、蜂蜜、五味子、くるみ、百合根、山芋、かぼちゃ、クコの実など
 
【漢方薬】
  イスクラ麦味参顆粒、麦門冬湯、イスクラ衛益顆粒、イスクラ補中丸、八仙丸

【暮らしの養生】
 たばこの煙や排気ガスはなるべく避ける。
 こまめな掃除でほこりやカビを除去
 ウォーキングなどの有酸素運動を続け、肺に力を。
 塩分や糖分、油っこいものの摂りすぎに注意。

 

※症状や体質は一人ひとり異なります。詳しくは当店でご相談ください

めまい

診察を受けても原因がはっきりしない…。そんなめまいを抱えている人は積極的に体質改善を。
めまいにつながる身体の不調を整えて、不快な症状を根本から予防・改善しましょう。

“くらっ”とするめまい
  虚弱タイプ・・・高齢者、虚弱体質、貧血の人に多い
    エネルギーや栄養、潤い不足が原因
    生命エネルギーを蓄える「腎」、気を養う「脾・胃」、栄養を運ぶ「血」を整える
 [症状]慢性的なめまい、立ちくらみ、冷え性、舌の色が淡い
  腎が弱い人:物忘れ、耳鳴り、腰痛、夜間頻尿
  脾胃が弱い人:息切れ、疲労感、食欲不振
  血不足の人:動悸、睡眠障害、生理不順、更年期症状
 [食養生]血を養い、腎、脾胃の働きを良くする食材
  枸杞の実、黒豆、山芋、ほうれん草、黒砂糖、納豆、レバー、くるみ、ナツメ、鮭、黒ごま、人参
 [漢方] 
  杞菊地黄丸、金匱腎気丸、イスクラ健胃顆粒S、イスクラ婦宝当帰膠、天王補心丹
“ふわふわ”のめまい

  瘀血タイプ・・・血流不良が原因 
    高血圧、脳血管疾患、長期に渡るストレスが招く
    身体を冷やさず、日頃の食生活に気を配り、血流を良くするよう心がける
 [症状]繰り返すめまい、頭痛、手足のしびれ、舌の色が暗い
 [食養生]血流を良くする食材
  ひじき、紅花、かつお節、玉葱、いわし、さば、らっきょう、大豆、サフラン
 [漢方]
  イスクラ冠元顆粒、血府逐瘀湯、桂枝茯苓丸、田七人参茶

  肝の不調タイプ・・・ストレスが原因
    イライラやストレスなどで体内に熱がこもりがち
    肝の働きを健やかに保つよう心がける
 [症状]ふわふわするめまい、ふらつき、耳鳴り、顔面紅潮、怒りっぽい、口の渇き・苦み、舌が紅く苔が黄色
 [食養生]涼性の食材で熱を冷まし、酸味で肝を養う
  菊花、緑茶、セロリ、柿の葉茶、酢、トマト、レモン、そば
 [漢方]
  イスクラ瀉火利湿顆粒、加味逍遥散、釣藤散、牛黄清心丸

“ぐるぐる”のめまい
  痰湿タイプ・・・水分代謝が悪いのが原因
    暴飲暴食、油っこい食事、アルコールの摂りすぎで「脾胃」の働きが低下し痰湿をまねく
 [症状]ぐるぐる回るめまい、吐き気、耳の閉塞感、痰が多い、食欲不振、舌苔がべたつく
 [食養生]利水作用のある食材
  冬瓜、はと麦、くらげ、きゅうり、大根、春雨、梨、もやし
 [漢方]イスクラ温胆湯、半夏白朮天麻湯、半夏厚朴湯、焦三仙

暮らしの養生
 ・ウオーキング、ラジオ体操、ヨガなどの有酸素運動を習慣に
 ・日常の楽しみを見つけて、上手にストレス発散を
 ・暴飲暴食を控え、アルコールもほどほどに
 ・睡眠は十分に摂って疲れをきちんととりましょう

 

※症状や体質は一人ひとり異なります。店頭で良くご相談ください。

尿の悩み

寒くなると、尿漏れや膀胱炎などの尿トラブルに悩まされる人が増えてきます。
デリケートな症状なので一人で抱え込みがちですが、きちんと対処すれば改善できます。
【膀胱炎】
 冷え、免疫力の低下、過剰なストレスなどが引き金になり、膀胱に炎症がおきている状態。
 頻尿、排尿痛、下腹部の張り、尿が出にくいなどの症状が現れます。
 西洋医学では、膀胱内の細菌を抑える抗菌剤を使いますが、症状を繰り返す場合はタイプ別の養生が必要です。
=タイプ別対策= 
 〈ストレス〉 
   過剰なストレスは、体内の熱の発生や免疫力の低下につながります。
   日頃からストレスを感じやすい人は発散を心がけましょう。
 〔気になる症状〕排尿困難、排尿痛、残尿感、下腹部の張り・痛み、舌の苔が薄く白い
 〔お奨め漢方薬〕加味逍遥散、四逆散+猪苓湯
 〈疲労〉
   加齢などで「腎」のエネルギーが不足気味に。弱った腎の働きを高め、体力を養いましょう。 
〔気になる症状〕疲労時に膀胱炎を起こす、常に腰痛や頻尿がある、舌の苔が淡い
 〔お奨め漢方薬補中益気湯、イスクラ衛益顆粒、清心蓮子飲、イスクラ瀉火補腎丸
 〈湿熱〉
   排尿時の痛みや血尿などの炎症の症状がある。
   体内にこもった熱を冷まし、排尿を促して余分な水分を取り除きましょう。
 〔気になる症状〕頻尿、排尿時の熱感、血尿、発熱、便秘気味、舌の苔が黄色くベタつく
 〔お奨め漢方薬〕イスクラ瀉火利湿顆粒、猪苓湯、イスクラ清営顆粒、五淋散
 膀胱炎の食養生:利尿作用のあるもの、熱を冷ますものを中心に
   はと麦、タンポポ茶、冬瓜、蓮根、緑茶、スイカ、トマト、きゅうりなど

【尿漏れ】
 加齢や慢性病などで「腎」の働きが弱くなると、排尿を上手くコントロールできず尿漏れが
 その他、「脾胃」の弱り、冷えも尿漏れの要因になることも
=タイプ別対策=
  〈冷え〉
   冬の寒さや夏の冷房などで身体が冷えると、尿漏れを起こしやすくなります。
   冷え性の人は特に脚腰や下腹部を冷やさないようにしましょう。
 〔気になる症状〕尿漏れ、頻尿、下腹部の冷え、顔色が白い、舌の色が白い
 〔お奨め漢方薬〕イスクラ婦宝当帰膠、当帰四逆加呉茱萸生姜湯
 〔食養生〕身体を温める香辛料、薬味などを積極的に
     しょうが、ねぎ、にんにく、シナモン、山椒の実、八角など
  〈脾胃の虚弱〉
   脾胃が弱ると内臓の下垂が起こりやすく、膀胱の圧迫を招いて尿漏れを引き起こされます。
   脾胃の働きを良くして栄養をしっかり摂り、体内の「気」を養いましょう。
 〔気になる症状〕疲労倦怠感、息切れ、食欲不振、軟便、下痢、舌の色が淡く苔がベタつく
 〔お奨め漢方薬〕
補中益気湯、イスクラ麦味参顆粒、清心蓮子飲
 〔食養生〕粘りや甘みのある食材
     うるち米、大豆製品、蓮の実、じゃがいも、山芋、鶏の砂肝
  〈腎の虚弱〉
   「腎」が衰えると、尿漏れだけでなく物忘れや腰痛などの老化現象も起こりやすくなります。
   腎を補う養生で若々しさを取り戻しましょう
 〔気になる症状〕夜間頻尿、腰痛、腰の冷え、足腰のだるさ、眩暈、耳鳴り、舌の色が淡い
 〔お奨め漢方薬〕イスクラ参馬補腎丸、金匱腎気丸、二至丸
 〔食養生〕腎を補い、身体を温める食材
     山芋、栗、くるみ、ごま、松の実、にら、羊肉、句杞の実、銀杏、えび
 
暮らしの養生
:ストレスを溜めず、睡眠を十分に。服装に気をつけて、下半身を冷えから守りましょう。
         湯船につかって身体を温めて、冬も上手に発汗を。

 

※症状や体質は一人ひとり異なります。店頭で良くご相談ください。

物忘れ

つい昨日のことが思い出せない、人の名前が出てこない・・・。
「年だから」と諦めがちですが、健忘症は脳を健やかに保つことで予防・改善できます。
積極的な養生で、いつまでも元気な脳を保ちましょう!

気血が不足する【心脾両虚タイプ】
 全身に血を送る「心」や食事の栄養から気血を生む「脾」に不調があると、脳の気血が不足して物忘れが起こりやすい
 体力を消耗している、更年期、食が乱れがちな人は特に気血が不足しやすいので養生を。
 食が細い人は低栄養になりがちなので、“しっかり食べる”ことを意識しましょう。
気になる症状:物忘れ、集中力の低下、疲労感、動悸、不眠、食欲不振、下痢しやすい
食の養生:胃にやさしく、甘みのある食材を
        米、いんげん豆、大豆製品、ぶどう、りんご、人参、鶏肉、鮭、ヨーグルトなど
漢方薬:イスクラ婦宝当帰膠、イスクラ麦味参顆粒、補中益気湯、帰脾湯

ストレスが多い【肝鬱タイプ】
 過剰なストレスを受けると「肝」の気のめぐりをスムーズに保つ役割が低下し、気の流れが停滞し、その停滞が長引くと「瘀血」につながることも。
 ストレスを感じたら早めに発散するようにしましょう。
気になる症状:憂鬱、イライラ、情緒不安定、不眠、頭痛、めまい
食の養生:香りの良いものでストレス発散
        しそ、菊花、陳皮など
       湿を取りのぞいて、気の流れを良く
        はと麦、トマト、どくだみ、冬瓜など
漢方薬:逍遙丸、イスクラ温胆湯エキス顆粒

血行不良の【瘀血タイプ】
 脳に栄養や酸素を運ぶ血の流れが悪くなると、脳の機能が低下して物忘れをおこしやすくなります。
 瘀血の要因は、運動不足、ストレス、食事の不摂生、冷えなどさまざま。生活習慣を見直して見ましょう。
気になる症状:頭痛、関節痛、手足のしびれ、しこり、顔色の黒ずみ、舌の色が暗い
食の養生:血管を柔軟に保ち、流れをよくする物を
        らっきょう、きくらげ、きのこ、黒豆、昆布、小豆、玉葱、セロリ、酢など
漢方薬:イスクラ冠元顆粒、血府逐於丸、田七人参、水蛭含有食品

更年期以降は注意【腎虚タイプ】
 加齢などで「腎」が衰えると「精」(生命エネルギー)が不足して脳の萎縮や機能低下を招きます。
 老化と深く関わる腎を養うことで、健忘症、聴力低下、腰痛、頻尿などの様々の不調の緩和にもつながります。
気になる症状:記憶力の低下、耳鳴り、聴力の低下、めまい、脱毛、白髪、腰痛、頻尿、冷え
食の養生:腎を養い、精を補う物を
        白きくらげ、にら、クコの実、ラム肉、くるみ、うなぎ、黒豆、黒ごま、栗、きのこなど
漢方薬:イスクラ参馬補腎丸、杞菊地黄丸、イスクラ参茸補血丸、イスクラ八仙丸

                              
暮らしの養生
 ・趣味や会話を楽しみ、笑うことを心がける
 ・食事は薄味で温かいものをバランスよく
 ・散歩やラジオ体操など、外に出て身体を動かす

※症状や体質は一人ひとり異なります。店頭で良くご相談ください。